Fの民のTRPGアーカイブ

みんなでTRPGを遊んだ記録

クトゥルフ2015 ガシャン!リプレイ パート1

 

キーパー(以下K)「時は2015年11月1日。みなさんが主に生活しているのは、東京近郊の海梨県赤牟田(あかむた)市です。まず、須田くん」

須田「はい」

K「須田くんには、古い付き合いの友人がいます。名前は宮口昌平、21歳。親戚ぐるみでの付き合いがありましたが、最近はしばらく音沙汰がありませんでした」

須田「自分は25歳だから、近所のお兄さんみたいな感じかな」

K「1ヶ月ほど前、急に『金に困っている』という連絡があり、50万貸してしまいました」

須田「えっ貸したの??」

井上「ばかー!」

須田「天才だけど一般常識ないから笑」

K「それからしばらく経ち、1週間ほど前から連絡が取れません…」

 ――

K「一方、井上ユミちゃん」

井上「はい」

K「アイドル関係で知り合った、同じく宮口昌平くんに、こちらは15万貸してしまっています」

井上「あら!ちょっとホの字だねそれは~15万くらいいいよーって」

K「こちらも1週間ほど前から連絡が取れていません」

井上「メンヘラる!」

ダンツイッターが荒れるやつだ」

K「ユミちゃんはネットを駆使してどうにか、同じ被害者である須田くんと連絡をとることができました」

竹本ツイッターで知ったんだな」

(しばしツイッタートーク。「まじミヤショーから金返ってこねえんだけど!」「ミヤショーってもしかしてあの…?」)

 

K「須田くんは親戚ぐるみで付き合いがあったので、昌平にお姉さんがいたことを思い出します」

須田「お姉さん」

K「お姉さんの名前は、絹江さんといいます。須田くんたちは、彼女と連絡をつけることができました。というところで二人については一旦話を止めましょう」

 ――

K「一方、黒尾明夫さんには、実は恋人がいます」

<一同>「あらー!」

ダン「恋人を設定される笑」

K「昔大学が一緒だったんですね。東大で」

黒尾「めっちゃ頭いいじゃん」

K「名前を、宮口絹江さんといいます」

黒尾「おーなるほど」

井上「お前が貸せよ絹江ー!」

K「大学からの付き合いで、明夫32歳、絹江29歳ですが、明夫があまりひとところに留まっていないのでなかなか結婚には踏み切れず」

井上「29歳はめっちゃ焦ってるよヤバいって!」

黒尾「でも世界が待ってるしなあ…」

井上「30歳になったらもう…」

須田「子供とかねー」

K「そんな明夫は、恋人である絹江から相談があるということで喫茶店に呼び出されました」

井上「『いつになったら結婚してくれるの?』笑」

竹本「直接は言わずにね笑」

須田「『結婚式がこのまえあって~、ドレスすっごい綺麗だった~』笑」

 

喫茶店にて 14時ごろ

黒尾「コーヒー、ブラックで」

K(絹江)「ごめんね休日に」

黒尾「それで、どうした?」

K(絹江)「うん、相談っていうのは、私の弟についてなんだけど…弟については、何度か話したことがあったと思うのだけれど」

黒尾「うん」

K(絹江)「私が大学に入るときからこの赤牟田市にやってきて、それから弟とはずっと二人暮らしをしているの」

黒尾「うん」

K(絹江)「あの子最近…どうもあまり良くない人たちと付き合っているみたいで…」

黒尾「そうだなあ、アイツは俺が大学のころから変な奴らとばっかり遊んでたな、麻雀だの居酒屋だの、ロクなやつじゃなかったよ」

K(絹江)「それでね、1週間前に、私の携帯にメールがきて、『助けて』って一言だけ…」

黒尾「なんだ、また金か」

K(絹江)「でも、それから連絡が付かないの…私、どうしていいかわからなくて…もちろん警察にも連絡したんだけれど、どうもあの子はいろんな人からお金を借りたり…?初対面の人からお金を借りたり…?(恐喝のことです)」

黒尾「額はいくらくらいなんだ?」

K(絹江)「わからないんだけれど、いろんな人が関わってるみたいで…なんどか警察のご厄介にもなっているみたいなの。だから、行方がわからないと伝えても、あまり真剣に捜索してくれる様子もなくて…」

黒尾「なるほど…」

 

K「そこで、お金を貸してる二人組が喫茶店に入ってきます」

井上「カランコロンカラーン」

K「二人も、この喫茶店で絹江さんと約束をしていました」

須田「あっ絹江さーん」

K(絹江)「須田くん、お久しぶり」

須田「お久しぶりですー」

井上「始めまして…お金を貸した者です」

須田「こちらが井上さん。…こちらは?」

黒尾「絹江さんとお付き合いさせていただいてる―」

須田「エェ~ッ!」

井上「えーはおかしいでしょ!」

黒尾「黒尾といいます、よろしく」

K「ちなみに、絹江さんはAPP17です」

黒尾「15だからそれなりにつりあってる。お、そういえばそこの君はいつかの井上さんじゃないか」

井上「あれから人生を楽しく過ごしています!そんなかわいい彼女がいらっしゃったんですね!」

黒尾「どうだねその後、そのー、具合は」

井上「とても良いです!!!」

須田「知り合いだったんですか?」

井上「ええあの…以前に」

黒尾「闇医者だとは言えないからね」)

K(絹江)「では4人とも関わりがあったということなんですね…」

 ――

須田「それで、何で呼び出したんですか?」

K「あなた達と同じく1週間前から連絡が取れず…ということで、明夫にしたのと同じ話をします」

 

黒尾「二人も昌平に金を貸したのか…幾らくらいなんだ?」

井上「私はなけなしの貯金15万を…」

黒尾「15万も…」

須田「うーん、なんかー、金に困ってるとか言うから50万貸したけど」

黒尾「50万!?」

須田「だって困ってるって言ってるからさあ」

竹本「ユミちゃん、なんか負けたって思ってるよ、額で笑」)

K(絹江)「あの子は本当にいい子だから、きっと返してくれると思うんです!」

井上「私も信じて貸したんですけど・・・」

須田「まあ、あいつがいい奴だってのは知ってますよ」

 

K(絹江)「昌平から送られてきたメールには、実は写真も添付されていたんです」

K「と言って、携帯電話の画面を見せます。そこには古びたコンクリートのビルと、『ホテル ファーネス』と書かれた看板が、かなりブレブレで写っています」

須田「<目星>振ります!(コロコロ…)成功です」

K「須田くんは写真をじっと見つめました。すると、写真のホテルの内部で炎が揺らいでいるような幻覚を体験します。とともに、『ガシャン!』という音が聞えたような気がします。

soundcloud.com

この写真に何か体験したことのないような不気味なものを感じました。…ということで、<正気度>ロールを振ってください!」

須田「(コロコロ…)76!70なので失敗」

K「失敗は1減らしてください」

須田「やべえよやべえよ!何か見えたし聞えた気がする…!」

井上「エ~コーワーイー」

黒尾「ホテルファーネスについて<知識>で振っていいですか?」

K「いいよ」

黒尾「95あるからな(コロコロ…)成功です」

K「では、明夫はこのホテルに聞き覚えがあります。都心から十数キロほど山奥に入って行ったあたりに建っている古びたホテルで、もちろんまだ営業していますが、心霊スポットとして、ある界隈では有名なのです」

黒尾「営業してるのに心霊スポットて、よく経営してるな…」

竹本「炎上商法的なね」黒尾「燃えてたしね(幻覚で)」)

黒尾スマホポチポチでも出てきますか?」

「いいですよ、じゃあ、<図書館>or<コンピューター>で」

(井上&須田が成功)

「では、正確なホテルの場所、周囲にはめぼしい町も無いこと、チェックイン16時~チェックアウト11時、などの情報が手に入りました。そして、ひと月ほど前にホテルの一室でちょっとした騒ぎがあり、そこが使えなくなっているという小さな記事を見つけました」

 

K(絹江)「この写真は昌平に繋がる手がかりのはずなんです!だから私は一刻も早くこの場所に行きたいんです!!」

黒尾「うーん…お二人はこのあとの予定は」

須田「明日は仕事ですが今日は何も」

井上「ユミちゃん夜からバイトでーす」

黒尾「すげえイラッとした笑 まあ、アテがあるならすぐ行くのもありだろう」

井上「明るいうちに行ってすぐ連れて帰ってくればいいんですよね~!それでお金返してもらってハッピーみたいな~」

黒尾「たぶん金もってないと思うけどな…」

K(絹江)「昌平はいい子だから絶対に返してくれます!!」

井上「絹江さんこわ~い!」

須田「では私が運転していきますので」

 

「4人はホテル ファーネスへ向かいます。ここでゲームプレイについてなんですが、『ガシャン!』という音を聞いたプレイヤーは、その聞いた数をカウントしておいてください」

井上「なになにー聞いたらまずいのー?」

(音についてはおいおい…)

 

――

「場面は変わってダンくんと輪くんは、実はもう、ホテル ファーネスの近くまで来てます」

竹本「僕は自転車ですね」

ダン「じゃあ、こいつがパンクで困ってるところを俺が車で通りかかって助けることにしよう」

 

山道 15時すぎ

竹本「しまったなあ…今代えのチューブもないしなあ…押して歩くか…?こんな山の中を…と困ってる雰囲気を出しながら」

黒尾「ブゥーン笑(止まらず)」

ダン「じゃあ近くまで車で来て、察して車を止めます。左ハンドルで…Hey, What's up?<一同笑>

竹本「なんかゴツいのでてきたー!!しまったぁー!あーごめんなさいごめんなさい!なんでもないなんでもない!」

ダン「アー、ダイジョブダイジョブ!ワタシ、日本語、ダイジョブだカラ。ドウシタの?」

黒尾「<知識>ロール振ったら、(ラグビー選手だから)もしかしたら知ってるかもしれないよ」)

竹本「(コロコロ…)ああ、成功。じゃあ、見覚えあるなとは思ったかな。…ここは、この人に頼るしかないか…実は、自転車で旅をしているんですが」

ダン「Oh、タビ」

竹本「タイヤがパンクしてしまって、今は修理道具もなくて…どこか、人のいる場所まで送っていただけないでしょうか」

ダン「Ah、ソシタラこの先にホテルがあるカラ、自転車も乗せて連れてってあげるヨ」

竹本「すいません、助かります!」

ダン「人は助け合いがダイジだカラ!日本のコトワザにもちゃんとある!タビはミチヅレ、ヨはナサケ。<一同笑>荷物のせて、行きマショウ」

竹本「僕は人は見かけによらないことを学びました。自転車旅の醍醐味だなって笑」

(しばらくダンくんのしゃべり方の表記に苦戦しそうです)

K「それでは二人の車は走りだします。運転中、ダンくん(オカルトスキル持ち)は、オカルト関係で次のようなことを思い出しました。この先のホテルで、オカルト好きな人たち3人が『交霊会』なるものを行っていたらしい。そこで何かが起こったらしく、彼らは現在精神を病んで入院中である、というものです」

 ――

ダン「チョト、思い出したんデスガ、今カラ行くホテルが、アマリ良いヒョーバン聞かなくて、前に、コーレーカイを」

竹本「カーレーカイ?」

ダン「イタズラのようなコトをシテしまったらしく、セーシンをヤんで入院してシマッタといいマス。アナタがモシそういうのがイヤなら、ワタシはアナタを他のバショに連れてイクコトができマス」

竹本「僕は今交霊会のことを『カーレーカイ』だと思っているので、何かのパーティかな?みたいな、いたずらしちゃったんだなとしか思ってないです笑…いやいやいや!なんかそういう、盛り上がっちゃうときってありますよねー!<一同笑>僕は全然、そのカーレーカイがあった場所でも全然大丈夫っすよ!……カレーパーティだと思ってますね笑」

ダン「Oh、キミはツヨいネ」

 ――

K「同じくらいの時間には、4人もホテルの近くまで来ています」

黒尾「さっき自転車押してる奴いたけどさぁ、絶対パンクしてたよね笑」

須田「いやー乗せてあげればよかったかな~」

井上「もう場所ないから無理~~」

黒尾「ああいうのは失恋して傷心の旅とかしてんだよなー、よくいるよくいる笑」

須田「自分探しとか言ってなー笑」

K「(ちょっとキャラ変わってないか?)そんな話をしているうちに、『ホテル ファーネス』と看板のある建物の前に到着しました」

 

パート2へつづく

(ロールプレイが盛り上がってしまい、導入だけでかなりの文量になってしまっています。まだまだロールプレイは盛り上がります。)